投稿者: office-staff

  • インボイス&電子帳簿保存法:開業直後に最低限やる5項目

    インボイス&電子帳簿保存法:開業直後に最低限やる5項目

    2023年以降、個人事業主・小規模法人にとって避けて通れないのがインボイス制度電子帳簿保存法です。
    建設業でも元請との取引のために登録を求められるケースが増えています。

    開業直後に最低限やるべき5つのこと:

    1. インボイス登録番号の取得(税務署に申請)
    2. 請求書テンプレートをインボイス対応に修正
    3. 電子保存に対応した会計ソフトを選定
    4. スキャン・データ保管のルールを決める
    5. 税理士や行政書士など専門家への相談窓口を確保

    これらを早めに整えることで、取引先からの信頼も高まり、後の修正対応に追われずに済みます。
    たちばな行政書士オフィスでは、制度対応の初期設計から運用サポートまで、実務に沿って丁寧にご案内しています。

  • 初めての経審:小規模でも加点しやすいポイントだけサクッと解説

    初めての経審:小規模でも加点しやすいポイントだけサクッと解説

    経営事項審査(経審)は「公共工事を請け負うための成績表」と言われます。
    初めて受けるときは難しそうに見えますが、実は小規模事業者でも加点しやすいポイントがいくつかあります。

    すぐに取り組める3つの加点ポイント:

    1. 社会保険の加入状況を整える
       →未加入だと減点対象。適正加入でスコアアップ。
    2. 経営状況分析(Y点)で自己資本比率を改善
       →借入過多を避け、利益率を意識した経営を。
    3. 技術職員の資格取得を支援する
       →2級施工管理技士なども加点対象。社員教育にも好影響です。

    「うちは小さいから関係ない」と思っていても、自治体発注の小規模案件では経審の有無が受注機会を左右することがあります。
    当事務所では、初回の経審申請から点数の読み解き、来年の改善策まで一貫してサポートいたします。

  • 建設会社の資金繰りを整える基本:回収・支払サイト見直しチェックリスト

    建設会社の資金繰りを整える基本:回収・支払サイト見直しチェックリスト

    資金繰りに悩む建設業者様は少なくありません。黒字決算でも、入金と支払のタイミングがずれることで一時的に資金が足りなくなるケースは多く見られます。
    そこでまず見直したいのが「回収・支払サイト(入金・支払の期間)」です。

    主なチェックポイント:

    • 下請先への支払サイトは業界標準(60日以内)になっていますか?
    • 元請先からの入金サイトが極端に長くなっていませんか?
    • 請求書の発行タイミングを遅らせていませんか?
    • 期日通りに入金確認・督促ができる体制になっていますか?
    • 余剰資金は運転資金口座と分けて管理していますか?

    こうした項目を定期的に見直すことで、キャッシュフローの安定性が高まります。
    特に、**経営事項審査(経審)**を受ける予定のある企業は、資金繰り管理が評価にも影響します。
    たちばな行政書士オフィスでは、金融機関との付き合い方や経審に備えた帳簿整理のご相談も承っています。

  • 建設業の資金繰りにファクタリングは向いている?メリット・注意点まとめ

    建設業の資金繰りにファクタリングは向いている?メリット・注意点まとめ

    — 基本のメリット・注意点と代替策3つ(かんたん版)

    はじめに

    工事代金の入金は月末締め翌々月払い、外注費や材料費は先払い——。
    「今月だけ資金が足りない…」というご相談は建設業でよくあります。
    そんなときに候補に上がるのがファクタリング。うまく使えば資金ショートを防げますが、条件によっては負担が大きくなることも。ここでは要点だけをコンパクトに整理します。

    ファクタリングってなに?(ざっくり30秒)

    未入金の売掛金(請求書)を専門会社に譲渡して、先に現金化する方法です。

    • 2社間:取引先へ通知せずに実行(手数料は高め)
    • 3社間:取引先に通知して同意を得る(手数料は低め)

    借入ではないため、審査は「将来の入金見込み(売掛先の信用)」が中心になります。

    メリット

    • 早い:最短即日〜数日で資金化
    • 担保・保証人が不要なことが多い
    • 貸借対照表の借入金が増えない(見せ方の面で有利な場合あり)